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2015/01/27

犬飼いの今昔〜花ちゃんの想い出

スマートフォンに変えて以来、持ち歩くことのなくなった古いコンデジ。
どんな写真が残っていたかな〜、と整理していたら懐かしい
先代犬『花』の写真がたくさん出て来ました。

花ちゃんは1992年に我が家にやって来ました。
世田谷の農家の庭先で飼われていた犬がいつの間にか
子犬を産んでいて『困っているので貰って欲しい』とのことでした。

初代犬(この子は私が中学生の時、学校に捨てられていた子でした)が
亡くなってしばらくたっていましたし、その頃大病をして手術をし、長期入院をしていた父が
退院をしたばかりでしたので、リハビリのためにも朝晩の散歩のお供にと
我が家の2代目犬として迎えることを決めました。

今のアモキキの暮らしぶりを思えば、考えられないことですが
当時は・・・というより初代犬のときから(このときは昭和でしたしね〜)
『犬は庭の犬舎で暮らす』という飼い方が当然の我が家でした。
暑い夏の日中は木陰に移してあげたり
寒い冬や雨、雪、台風などの悪天候の日は玄関の中へ。
朝晩のお散歩と、ご飯、時々のブラッシングやお風呂などで
犬の世話としては充分だと思っていましたしね。
今のアモキキの一日中何かしらコミュニケーションをとり
朝から晩まで一緒に過ごすことが当たり前の生活を思うと
花ちゃんにはなんと寂しい思いをさせてしまったのだろうとちょっと切なくなりました。


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『まったく・・・今の子達ときたらっ!』


花ちゃんを迎えたときの父は54歳、およその犬の寿命であろう15年後には69歳。
晩年の数年は犬の体力も衰えるし70前までなら
何とか自分が最後まで世話が出来るであろうという計画でしたが、
その計画に反して花ちゃんのパワーは10歳を過ぎても衰えることなく(笑)
いくらでもグイグイ歩く散歩に遂に父がネを上げ、花ちゃんが11歳のとき
『後はオマエに任せたっ!』と一方的に(笑)私に花ちゃんのその後のお世話が託されました。

それまで『親の飼ってる犬』として当たり前のように庭で暮らしていた花ちゃんですが
自分が飼うとなると何となく『このままで良いのか・・・?』と疑問も湧いて来るもんです。
ちょうどその頃さすがの頑強な花ちゃんもお年のせいで眼振を患い
それまで何でもガンガン食べていたフードを食べなくなってしまいました。
病気のこともあるので何とか部屋の中で花ちゃんを暮らさせてもらうよう
両親にお願いし両親の暮らす1階には入れない・・・という約束で晴れて花ちゃんは
11歳にして初めてお部屋犬となりました(笑)


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『長い道のりだったんだわさ』


あれだけ『犬が家の中をウロウロするなんて!』と難色を示した両親ですが
慣れとは何とも・・・今ではアモキキが好き勝手過ごしていますがそれが当たり前になっています。
花ちゃんは犬も家族と一緒に家の中で暮らすもの!という実績を作ってくれた
パイオニアってことですね〜。

その後シニアなりに色々と病気はありましたが
手作りご飯に変えたとたんまた以前のように爆発的な食欲が戻り(笑)
『このまま食べられなければ1ヶ月もちません・・・』と獣医さんに言われてから
何とビックリ!その後7年間も生きてくれました。
享年18歳と8ヶ月、亡くなる2日前まで自分の脚で歩き、ご飯をきちんと食べ、
排泄の失敗も無く・・・最後の1日はちょっと苦しかったのではと思いますが
それでも長患いすることもなく潔い立派な旅立ちでした。


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にゃんこにも優しかったね


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亡くなる2週間前


思えば、花ちゃんにしてやれなかったいくつもの後悔、
あんなことも教えてやれば良かった、こんなところにも連れて行ってあげれば良かった・・・。
そんな思いが花ちゃんを見送った後たくさん、たくさん込み上げてきました。
そのことが今のアモキキとの生活に繋がっています。
考えてみれば『今の自分』に導いてくれたのは花ちゃんなんですねぇ。

まだまだ失敗も多いけど花ちゃんが残してくれたたくさんの教えを
これからもアモキキとの生活に生かしていこうと思うよ。
犬と暮らす幸せを教えてくれてありがとうね、花ちゃん




2014/06/24

日々感謝!

今日もまた・・・

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『番長、おはよーー!』のハトさん達

いつもの原っぱで・・・

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『下りて来いよぉ〜〜!』

毎日同じ朝が来て、笑顔のキミが隣にいてくれることに感謝!!

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『暑いだけだけどね!

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すっかり元気になりました!!
2014/05/15

これってどうなの? 〜猪苗代番外編〜

先日の猪苗代湖の続き。

湖で遊ぶ前にランチをと立ち寄った湖の近くのカフェ付きドッグラン。
まぁこの後すぐに遊ぶんだしここで走ることもないかとは思ったのですが
『ここは前に来た走れるところだっ!!』とすぐに思い出したアモが『こっち、こっち!』と
ドッグランへ一目散に引っ張るので少し走らせることに
まったく犬ってホントに色んな事を良く覚えてるもんです

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キーはボールがあればどこでもご機嫌でママと遊んでくれます


さて張り切ってドッグランに入場してきた筈の番長ですが・・・
写真はこの一枚のみ

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ママに何やら説得されてますねー

・・・というのも、なんとこの日大型犬エリアにニャンコさんが
迷い猫さんではないですよー、ハーネスとリードを付けて飼い主さんと一緒でした。
飼い主さんによるとこのニャンコさんは大型犬が大好きなので
『ドーゾ気にせず遊ばせて下さい!』とのことでしたが・・・。

大好きって・・・ニャンコさんが言った訳でもなかろーに。
申し訳ないけどせめて小型犬のエリアに移動してもらえないかとやんわり
お願いしてみましたが、『大丈夫、大丈夫っっ!!』の一点張りで

恐る恐るアモキキを放してみると・・・。
案の定すぐにニャンコ先生にロックオン!(まぁ、当然だよね)
キキはボールをだすとすぐに『キャーキャーキャーなのーーとちょろいもんですが。
番長はそうはいかず・・・そろそろ近づいて行ったアモにいきなり猫パンチ炸裂っ!
ブチキレる寸前のアモを押さえてその場は事なきを得ましたが・・・。
犬が本気出しちゃったらちょっと危ないですよね。

ニャンコの飼い主さんはアモが乱暴だとムッとされたようでしたが
その後移動する訳でもなく、ぶつくさ言いながらもなぜかキーちゃんに
キャットフードを食べさせることをヤメてくれず・・・
『もうちょっとだからこらえてねーー』とママの説得に納得いかないアモ番長でした。

みんなで楽しく遊ぶのがドッグラン。
『楽しく遊べないタイプのワンコさんはご遠慮下さい』的なことが入り口には確かに
書かれていますが・・・『みんな』の中にニャンコさんも含まれるのかなー?
一緒に暮らしてれば犬でも猫でも亀でも確かに可愛い大事な家族なんだけどね。
でもそれでウサギさんとか入れちゃったらハウンド系の子達は仲良く遊ぶって訳には
いかないんじゃないかなー?

ドッグランでドッグが遊べないちょっと悲しかった出来事でした!

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『気にしない、気にしないーー!アハハのハーなのーー!!』
2014/01/26

雪山でのこと

どう考えるべきか、どう受け止めるべきか・・・那須旅行以来ずっと考えて来た。
ちょっと遡って年末の雪山でのアモのオハナシ。

今回でアモには2度目となる雪山トレッキング。
トレーニングを頑張っているとはいえ、さすがにまだまだオフリードなんてとてもじゃない。
でもここのところのアモの様子を思うと最初は無理でも場所に慣れてくれば
ロングリードは付けたままでも少しくらいなら手を離してやれるのでは?
と考えていました。
リードで引っ張られる苦しい感覚は無く、でもリードで繋がれているという意識と
マメに呼び戻すことでヒトの進行方向に向かって行きつ戻りつしながら楽しく
走れるのではないかと・・・。

結果・・・もう、ぜ〜〜んぜんダメッッ!!

いつも頑張ってる分、雪の上に立ったとたん
『ぶちっっ』っとアモの中で何かがキレる音が・・・

手を離すどころか30mもあるリードが一瞬で張ってしまい深い雪の中で
歩くこともままならず、アモパパにリードをバトンタッチ
パパもヒーヒー言いながらのトレッキングとなりました。


不完全燃焼で未練たっぷりのアモ
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『山がオレを呼んでるぜぇ〜』


結局登りも下りも興奮はおさまること無く、
リードに繋がれているため自分が先頭を走れないことにイライラ気分がMAXとなり
アモはギャンギャン吠えっぱなしのトレッキングとなりました(涙)


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『一番速いのはボクなのに・・・ちぇっ』


それに比べてこちらのお嬢さんは・・・
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前を歩きながらも

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『ママ〜来てる〜?』

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『ママったら〜、遅いなの〜!』

まぁ・・・これが犬種の違いというもんなんでしょうが
大したトレーニングもしていないのにこの安定感のあるオフリード。
キキが自由なのもアモには頭に来る原因でもあったのでしょう。
日頃ホントによく頑張ってるのにね・・・ちょっとアモが可哀相になってしまいましたが
だからといってアモの楽しみのためだからと、こんな状態のアモを離すのは
あまりにリスクが大きく・・・。

簡単なことだとは思っていませんでしたが、今回のようなアモを目の当たりにすると
やはり道は果てしなく長いと感じました。
こればかりは気長に『いつか出来ればいいな』と思いながら、根気よくやれることをやり続け
様子を見ていくしかないのか・・・っていうか、もうここまで自立してると
『しょうがないよね〜』と今のままのアモを受け入れようかなーとさえ思う。

結局アモのように自分で考え、自分の意志で行動することをまったく不安に思わない子は
猟師のように『探しにいって来い!』と送り出せるか送り出せないか・・・それはもう
人間側の問題のような気もして来る。

そして、私はやっぱり後者なのだと思う。
アモもいつかは戻って来るのだと思うけれど、常にヒトを意識し呼ばれたら直ちに戻れない犬を
私はやっぱり信用することは出来ない。
『干渉し過ぎ』と言われても飼い主が犬にしなけれがいけない一番大事なことは命の保証だ。

このような飼い主である自分が、今後如何にセターであるアモの充実した犬生を保証してやれるか?
今一度考え直さなければいけないのかもしれない。


2013/10/11

アモ、3年目の笑顔

2011年2月
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これは我が家に来てまだ間もない頃のアモです。
トレーニングを始めたばかりでしたが、この頃よく言われたのが
『アモ君は笑わないね〜』ということでした。
悲しくなるほど表情に乏しく、散歩も血走った目つきでグイグイ地を這うように
ひたすらひっぱり進む。
家に帰れば『次の散歩で起こしてくれ』
ひとりで丸くなって寝ているだけでした。

思えばアモの笑顔見たさにこの3年間トレーニングを続けて来たようなものです。
『アモとコミュニケーションしたい』『一緒に何かを楽しみながら関係を築きたい』
そればかりを考えアモに働きかけてきました。

今はちょっとご無沙汰ですが、当時とある保護団体さんでお手伝いをしており
保護犬の搬送や、お預かりなどもさせていただいていました。
団体に寄せられる新しいご家族からの報告で『すっかり我が家の一員です』とか
『信頼関係もバッチリです』などというメールを読みながら、
幸せになった子達の顔を思い浮かべヨカッタ・・・と思うのは勿論ですが、
その反面『信頼関係ってそんなに簡単なの?なんで私とアモはだめなの?』と
ちょっと落ち込んだりもしていました。

2013年10月
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そして今のアモです
表情がとっても豊かになりました。
お散歩前の嬉しそうな顔、『やばっ!』って思った時のしょげた顔、ボールを持って来る時の
得意げな顔・・・今では『この子はこんな表情もするんだ!』と嬉しい発見の毎日です。

未だに引っ張りの激しいお散歩はなかなか困難ですが、呼べばちゃんと見てくれる
両手を広げると嬉しそうに走って飛び込んで来てくれる・・・そんな些細なことが
嬉しくて仕方ないママなんです。

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アモの笑顔がママの一番の幸せだよ