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2013/03/24

呼び戻し

今や完全に人間の管理下に置かれ、人社会のルールのもと暮らしていかなければならない
愛犬達にとって、彼らがその生活に少しでもストレスを感じないように
躾やトレーニングは欠かせません。
その中でも『呼び戻し』は一番の基本でありそして一番難しい事ではないでしょうか?

個々の性質や、または犬種の特性でトレーニングをしていない場合でも
人の側をあまり離れたがらない子もいます。
当然近くに居れば遠くに離れているよりも呼び戻しは容易になります。
しかしトレーニングで目指したい『呼び戻し』とは、近くに居るとか遠くに居るとかではなく・・・つまり
何処に居ても何をしていても、どんなに楽しい誘惑があっても『呼ばれたらすっ飛んで帰って来る!』
というものです。座ったり伏せたりマテをしたりはコンタクトがとれた後のことですからね。

戻って来るためにはまず人に注意を向ける!これがアモとの最初の一歩でした。
そしてその一歩が踏み出せているのかどうか・・・?

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外では常にお仕事モードで・・・

始めの3ヶ月くらいはとにかくリードで普通に歩く事が困難でした。
人の居ない早朝や夜に広場まで車で行き、そこでハーネスにロングリードを付けて
踏ん張りながら走らせる・・・というようなお散歩でした。
20㌔の犬が全力疾走するのだから吹っ飛ばされないようにするので精一杯!
でも『たっぷり運動させてやらなきゃ!』って必死だった。

外では一切オヤツも食べれず排泄中ですらグルグルの渦巻きのような焦点の定まらない目を忙しく
動かしながら何かを探し続けるアモ。
それでもいつしか嬉しそうにオヤツを貰い1年が過ぎる頃にはアイコンタクトもとれるようになり・・・
3年目を迎えた今では、お散歩の帰り道の限定ですが歩きながらちょくちょくママを見上げてくれます。

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『エヘヘ〜』


もちろんこれはリードがあることを意識しての事ですからフリーになれば状況はまた違います。
でも、人と歩いている事すら意識出来なかったアモからすればこれは大きな大きな進歩だよね。
『キミの頑張りにはいつもママは感動しちゃうよ!ありがとうね〜』

柵付きのドッグランではありますが、フリーの状態でもこんな風にアモの方から
コンタクトをとってくれることも増えてきました。

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『何か呼んだか〜〜』

何事も少しずつ、少しずつ。
アモ君、これからも楽しく頑張っていこうね!

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『気が向いたらな〜』

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2013/03/21

春ですね!

アモのお散歩コースの一つでもある国立大学通りは桜の名所(・・・はちょっと言い過ぎか?)です。
駅から続く南北約1.5㌔の大通り(もとは滑走路として造られたそうです)と
その先の突き当たりには東西にこれまた桜のトンネルが有名な桜通りがあります。
春は桜、夏には木陰を作り、冬はクリスマスのイルミネーションと一年中楽しませてくれます。

今年も満開が間近です・・・が、あえてミモザを!

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こちらは満開

桜も奇麗だけどねAMOママは断然ミモザ派!!
大学通りにはもう一カ所AMOママが子供の頃からあった古い家の庭に大きなミモザの木があって
毎年まだ寒い初春の頃、それはそれはキレイな沢山の花を咲かせてくれました。
毎日その下を通るのが楽しみだったのですが・・・いつしか古いその家は取り壊され
マンションになってしまいました(涙)

何でもかんでもすぐに古くなると壊しちゃうんだよね・・・。
古くなるほど、歳をとるほど愛おしいって気持ちにならないもんかね??

それはさておき・・・あまりの人の多さにお散歩にならず。
結局いつもの公園にドライブ〜!


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ちょっとTシャツは暑かったね〜

曇りだったためか祭日なのに人も少なめ。
でも晴れ間の出る時間もあり、今日もたっぷり走れたね〜。


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今日も良い笑顔!

キミが笑ってくれるとママも『あぁ〜今日も一日幸せだったな〜』って思うんだよ *^_^*



2013/03/18

歯磨きの大切さ〜線維腫性エプリス覚書〜

犬に歯磨き・・・昔は夢にも思わなかった事ですが、最近では当たり前のケアとなりました。
我が家も先々代、先代と2頭の子達はいずれも13歳、18歳と
ありがたいことに長生きしてくれましたが、歯磨きなんてした事ありませんでした(汗)

先代の花子(Mix)が11歳の時、もう10年くらい前でしょうか?
あまりに歯が汚くなってしまっているので獣医さんに相談したところ、そのとき初めて
犬にも歯磨きが必要だと言う事、また病院でキレイにするには全身麻酔が必要だと言う事を聞き
『なんでちゃんとしてあげなかったのか・・・』と自分が無知であった事を情けなく思い、
花子に可哀想なことをしてしまったという後悔の気持ちでいっぱいでした。
そんな過去の教訓もありアモには毎日の歯磨きと口の中のチェックは欠かさずしていました。

去年の10月の事でした。
お友達のママさんに甘えていたアモでしたが、『あ〜?これなんだろう?』と言われ
アモの口の中を覗いてみると・・・

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線維腫性エプリス

犬歯の隣の歯の歯茎にぷっくりとした膨らみがありました。
前夜も口の中はチェックしていたし、その3日前には獣医さんで
歯科検診をしてもらったばかりだったのですが・・・。
犬の場合、口の中のデキモノはあまり良い印象は無いので慌ててそのままに病院へ!!
サードオピニオンまで聞いてまわりましたがそれぞれに見解も違い

『炎症性かもしれないので消炎剤を服用し1週間ほど様子を見る、いずれにしても切除が望ましい』
『少し切って細胞を採取し病理の結果次第で治療を決める』
『すぐに手術をし患部を全摘し病理に出す』

というものでした。
最初の意見はあまりのんびり構えていたくない・・・という思い。
2番目は病理の結果次第では全身麻酔が2回になってしまいアモの身体の負担を避けたい。
結局、どうせ切るのならと3番目の病院に手術をお任せして、翌週に早速手術となりました。

手術は1時間足らずで終了し麻酔の量も少なく済んだので、術後多少のふらつきもあったものの
10分も経つとシッポを振って手を舐めてくれました。
そして病理の結果を待つ事10日間・・・幸運なことに『線維腫性エプリス』良性の腫瘍でした。

今後のケアとしては腫瘍を切除した部分の歯茎がなくなり歯根がむき出しになってしまい
その部分には歯を守るエナメル質が無いので、食後は必ず食べ物の残りカスなどを残さないように
歯磨きすること、時折フッ素で保護してあげること、の2点でした。

実はこの手術の3ヶ月前の8月にも背中に出来た小さなシコリが悪性の疑いと診断され
手術をしたばかりでした。
下痢をしやすく、デキモノの出やすいアモの身体はデトックスが苦手なのかもしれません。
立て続け2回の全身麻酔、術後の抗生剤、夏場はフィラリア予防薬、そして毎年のワクチン・・・と
解毒の苦手な肝臓に日々負担をかけているのでしょう。
今後肝臓、腎臓のケアはアモの健康にとって大事なことと感じています。

そして口の中のチェックは健康状態を知るのにとても役立ちます。
臭い、歯茎や舌の色。毎日の歯磨きで病気の早期の発見にもつながります。
是非是非、毎日1回の歯磨きタイムをお勧めします!!


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『意外と虚弱体質なんだじょ・・・』






2013/03/16

好きになればこそ・・・。

AMOママの『ワンコと一緒にやりたい事リスト』の中のひとつにボール投げ遊びがあります。
飼い主の投げたボールを一生懸命走って取りに行き、
嬉しそうにバビューンと帰って来るアレですよ。
『そんなのやりたかったらやれば』と言われそうですが、我が家で今まで暮らしたワンコ2頭は
共にまったくボールには興味無し!
3度目の正直でアモにも張り切って『それ〜っ!』なんて投げてみたんですが、

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『・・・・あぶねえし』

と頼みもしないのにお座りしちゃって・・・アモ君、目がコワいけど(涙)
と、まぁそこからスタートした苦節2年!

どうよ〜〜ッ!

カモ
『カモ〜〜獲ったどぉぉ〜〜!』

ボールじゃなくてやっぱりこの男は鳥がらみじゃないとダメなんですが・・・。
でもいいんですっ!もうママは感動ですよ(涙)
ちゃんと追っかけて持って来てくれるんですから!限定5回までなんだけどね(汗)

グランドワークのトレーニングをしていただいているY先生より先日教えていただいたこと。
強制して持来を教えるのも一つの方法・・・でも好きだからこそ楽しいからこそ
意欲がわいてくる。ルールを教え込むのはまず『ママと遊ぶの楽しくて大好き!』
になってからその後のこと。
そうだよね、好きだからこそ上手になれるんだよね。

あと、一番大事なのは『欲出してやりすぎない事!』だそうです(汗)
2013/03/13

山歩き

数日前の『煙霧』がウソみたいにスッキリ晴れた青空!

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ピカ〜〜ン

アモの朝のオツトメ、『オレのお山』パトロールへと出かけます。
今日もお供しますよ〜!!

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お山のエントリー

アモ家から徒歩で20分の所に一周約1㌔のランニングコースが作られた小さなお山があります。
セター飼いにとって歩いていける場所にこのような環境があることはホントにありがたい。


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燃えちゃうぜぇ〜


毎朝のことなのにお山の手前の公園入り口よりソワソワ、ドキドキのアモ。
しかしホントにキミは山が似合う男だねぇ〜。

山を下りたところにある広場では今日も朝食にと集まってきた鳥さんがいっぱい!
早速目つきが変わりますよ・・・(汗)


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むむっっ!いるじょ〜

目がね、三角になっちゃうんですよ・・・でもって写ってませんがシッポはパ〜ンと垂直に上へ。
いつも遊びにいくAMOパパの田舎の福島では近所に猟をやっている方が多いのですが、
その方達曰く『いい目だねぇ〜』と大絶賛。シッポの立ち方も惚れ惚れするんだそうですよ。
そういえば家の近所のお散歩でも、突然70代くらいのおじさんに声をかけられ
『いや〜なんとも美しいね〜、子供をとらせてもらえないかね〜』と言われた事があって
『えぇ〜っっ!困ります〜』とたじろいだAMOママに、もっとたじろいだおじさん!
慌てまくって『いや、犬の話だから・・・(汗)』
あ〜びっくりしたってママもママですけどね、そんなこともあったっけ。

福島限定、ハンターキラーの名犬アモ君でした!トホホ・・・。


2013/03/11

3分クッキング

この2年間というものアモのご飯については試行錯誤を繰り返し・・・
未だにこれといったベストの状態を見つけられないまま今に至っています。

大病をしてフードを受け付けなくなってしまった先代犬の晩年より手作りに切り替えていましたし
手作りご飯による効果を身をもって体験していましたので何の躊躇も無く
アモにも手作りと決めていました。

それまでのフードから徐々に切り替えていき、加熱食から生食へと移行していったのですが
なかなかお腹の具合が安定せず・・・。
その後色々なアレルギーも見つかり、手作り、フードにこだわらずアモにとっての
ベストを探し続けている日々です。
セター飼いのお友達からもよく聞きますがお腹の弱い子が多いみたいですね。

調子はまずまずな最近ですが、寒くなって以来すっかり減ってしまった体重を戻すべく
最近試してみたのがこちら『健康一番』
アモがアレルギーを持っている鶏、小麦が使用していないことも◎ですし
動物性のタンパク質が入ってないので自分でチョイスしてあげられること、
またオイル類も入っていないので酸化の心配もありません。
その代わり足して与えないといけませんが。


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ということで今日は『健康一番』をふやかし(のり茶漬けのような香ばしい匂いですよ〜)
さっと茹でた豚肉、豚肉の消化を助けるパイナップル、それにカボチャ、酵素が欲しいので少量の
スプラウト。これに足りないオイルをプラスして(今日は魚油)3分足らずで出来上がり!

ベースでしっかり必要な栄養素が取れているので安心ですし、
動物性タンパク質もローテーションして与えられるので
同じものを食べ続けることによるアレルギーも避けられます。
新鮮なオイル、その他乳酸菌のサプリメント等足せば、かなり良い食事かな〜と思っています。


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『なんでもイイから早く食べたいじょ〜』

ハイハイお待ちかねだったね。たっぷり食べて元気でいてくださいよ!!
2013/03/10

『煙霧』発生!

夏日〜〜!
ってことでいつもの公園でひとっ走りして、ソフトクリームでも食べますかっ!
と出かけたアモ家。まだ3月だというのに車は冷房ガンガンですよ。

お楽しみの前にちょっとお勉強・・・で最近強化に取り組んでいるホイッスルトレーニング。
声符による『来い』をホイッスルコマンドでも認識出来るようにしていきます。

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『来い』の声符に被せるようにホイッスル『ピーーピピッ』

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アモも自信が無いのでまだ全速力で走って戻るには至らず・・・

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最後は左に付いてアイコンタクト・・・GOOD BOY!

まだ『なんでピーピー鳴ってんだ〜?』のアモですが
続けていけばそのうち覚えてくれるでしょう。大事なのは一度に色々詰め込まずに
しっかりと般化していくこと。

さてさてお勉強は褒めたところで早々に終了!このハッピーな状態で終わるのも大事なこと。
お待ちかねのお楽しみタイムってことで今日もまた・・・


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やっっほ〜〜い!!



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ばびゅ〜〜ん

とピーカンのお天気の中走り回っていたら20分も経たないうちに・・・
みるみる東の空が黄色くなってきて!


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林はこんな状態に!!

『これが噂の黄砂か・・・』なんて思っていたのですが、『煙霧』っていうのだそうで。
目も喉も痛くなり慌てて撤収!
絶好調のアモは『まだまだ〜っ』と反抗してブーブー言ってましたが。
毎日がこんなじゃ、中国の犬達は大変だねぇ。

さてさて、思ったより随分と早めにお散歩を切り上げられたアモ番長、当然満足出来ず・・・
帰ってから散々ごねてましたが、AMOママは知らん顔を決め込んでましたら
『そうだ!パパだ!』とばかりにAMOパパの横にぴったり付いて熱い視線攻撃。
この攻撃にすぐにやられてしまう甘い甘いAMOパパ。
夕方から北風に変わりすっかり寒くなったお外へとアモ番長と子分のパパが出かけていったのは
言うまでもありません(爆)
パパ、いつもありがとうね!
2013/03/10

グランドワーク

気温も20度を上回り春の陽気のような一日、グランドワークのレッスンに行って来ました。


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こんな広いフィールドでテンションはマックス!

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今日はアモの走り友達、ブルトンのレンツォ君が一緒です!

犬達にはちょっと暑かったのか、いつもフィールドでは疲れ知らずで走り回るアモも
一時間もするとお疲れモードでちょくちょく給水に戻って来ていました。


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『ママ〜〜お水くれ〜〜』

せっかくセターに生まれてきたのだから広いフィールドや山の中を思う存分走らせてあげたい!
でもそのまま帰って来られないのでは走らせてやることは出来ない。
AMOママは基本的には安易に犬をオフリードにすることには反対ですし、迷子にさせてしまうことは
絶対にあってはならないことです。

でもね〜、AMOママには昔から憧れている風景があるんですよ。
子供の頃見ていた犬図鑑に載っていたヨーロッパの(イギリスかな〜?)写真。
ハンターと沢山のガンドッグ達が広い広いフィールドを楽しそうに歩いていて・・・。
『こんなお耳の長い奇麗な犬を飼ってみたいな〜、日本にはいない犬なのかな〜?』
なんて思ったのがそもそもセターとの出会いだったんですけどね。
まぁ、なかなか実現しない夢ではありますがちょっとでも一歩でも近づくようにと
今日も頑張ってトレーニングです!


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アモはまだまだとてもこういうシチュエーションではコンタクトがとれる状態ではないので、
約20メートルのロングリードをつけたままでスタートです。
人と適度な距離を保ちながら走り、犬が人を追い越したら方向転換をして・・・ということを
繰り返しながら歩きます。
時折リードを持つ手を離してみたり、徐々にリードを引かれなくても付いてくるようになり、
少しずつリードを軽くして行き、短くして行き、最後はオフリードで・・・(これは最終段階ですが)という
順序でリードが無くても人を意識しながら走れるようにという目標です。

人は馬で後ろから走り、先に犬をフィールドで走らせて鳥を探させるアメリカタイプの猟とは違い
イギリス(ヨーロッパ)ではまずハンターが鳥の居そうな場所にあたりをつけ、そこに犬を向かわせる
という猟のスタイルなんだそうです。
ハンターは徒歩なのであまり犬と離れてしまうと当然追いつけません。
だから犬とは常に近くでコンタクトをとりながら歩けるように訓練し、また人の目線の方へ
進路を取るようにしないと一緒に猟をすることは出来ないんですね。

このグランドワークでも『人が呼んだら戻って来る犬』ではなく
『人に呼ばれるのではないかと(または何か指示があるのでは?と)人を常に意識する犬』を
目指してトレーニングしていただいています。

これには服従訓練のような動作の正確さ素早さ美しさ等は全く必要ありませんし
教える時も犬に対して強制をするようなことは一切ありませんが、むしろそれだけに
強制的にやらせる・・・という教え方よりも少し難しいことだと思います。
なぜなら、本当の意味で心の繋がりが試されるから。
20メートルも離れ、ショックもかからず、それでも喜んで走って戻って来る。
これは飼い主に呼ばれた嬉しさ、帰りたいという気持ち、それが無ければ成り立たないから。
どんな誘惑よりも『まずはママが一番!』じゃないとね。
長くかかってもアモと目指していきたいのはそこなのです。

道は険しく長いけど頑張ろう!アモまたまたママに付き合ってね!

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『らじゃ〜!』



2013/03/03

服従訓練についての再考『心を育てる』

今月末に開かれるTタッチのワークショップを受講するにあたり
先日その準備のため我が家にて勉強会をさせていただきました。

ワークショップの主催者で、アモの通うアジリティークラブの先輩でもあるSさんのもと
受講者の皆さん数人が集まり、Tタッチの予習は勿論その他トレーニングのことなど
色々なお話、また悩みを聞いていただき私にはとても有意義な一日となりました。
訓練士さんの言うことはいちいちごもっともで反論の余地はないのですが、
訓練士ではなく飼い主として失敗をしながらも一つ一つ乗り越え、経験を積んでこられた方々の
お話には心に響くのもが沢山ありました。

お散歩アモ
『トレーニングは短めにたのむぜ!』


アモを迎えて2年とちょっと、一生懸命に取り組んで来た服従訓練でした。
2年前からすると見違えるように色々なことが出来るようになったアモ。
でも、何か私の中で何故か達成感が無く・・・というのも
『アモが全然楽しそうじゃないっっ!!』
これが一番気にかかっていた。

何だかわからなかったけどやってみたら褒められてオヤツ貰えて、それでもっとやってみたら
ママがすっごく喜んでくれて、でもってご褒美貰えて・・・。
えぇ〜これやったらご褒美いっぱい貰えるんだね〜!!
ママが喜ぶ、ボクも嬉しい〜〜!!
もっと、もっといろんなことやりたい〜・・・となるのがトレーニングと思っていたんだけど。

アモは淡々とこなす、早く終わりますようにって只々時間が過ぎるのを待つかの如くこなす。
『オヤツ?まぁくれるなら貰うけど、早く解放してくれないかな〜、まだやんの?』って感じ(涙)
何と言うか心がね、通ってない・・・そんな空しさをいつも感じていた。

でもね、やっぱりこれは私の問題だった。
どこか、早く体裁を整えてキチンとこなせるアモにしたいと焦っていたんだと思う。
キレイな脚側とか、良いポジションでの停座とか、素早く美しい伏臥とか・・・一つ一つの
小さなアモの進歩を拾っては褒め、拾っては認めそうやって長い時間をかけて
絆を作る作業を積み上げたずっとずっと先にある完成形を、一足飛びに訳もわからず
アモに押し付けていただけだということを指摘された。
『そんなことの前にやることたくさんあるよね』・・・ハイ、その通りです(汗)

アモを迎えて最初に思い描いたアモとの生活。
その時のことをもう一度思い出してアモと向き合い、アモの小さな頑張りを見逃さず
ちゃんと認めてあげなくては。
そうやってたくさんの時間を共に過ごしアモの心が育った時にこそ、
きっと呼んだら笑顔で戻って来てくれるアモになっているんだと思った。

最後に心にグサッときたSさんの一言を。
『最初に教えて座ってくれた時の嬉しかった気持ちを
忘れないでね。出来て当然だなんて思わないで。
どんなに色んなことが出来るようになっても、
犬達は最初の時のように、一生褒めてもらえる権利を
持っているのよ!!』